工房紹介

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手作り

工房と言いますか、作業場と言いますか、家族で建て上げた掘っ建て小屋でありまして9坪程あります。 最初に左側の中古のプレハブを設置してから、下屋を出す感じで土建業の型枠用の中古の9センチの角材で造りました。 壁材は持っていた床材を貼り、天井はこれまた型枠用の中古のコンパネを貼りトタン板をかぶせました。

創業時の作業場

2007年12月に我が工房は創業しました。写真は創業当時のものです。 当時は一応の工具を揃えるだけのお金しかなく、工房の場所は実家の下のポンカン畑 の隣りにある防火用水タンクの上でした。 単管を組んだ上にブルーシートを掛けただけの作りで、雨が降れば電動工具が 濡れないように注意しながら、石の削り粉は扇風機で吹き飛ばすといった状態 で、いい加減なものではありました

ミカン畑の中

作業台はミカンのコンテナで工具用のロッカーがひとつ、背中から扇風機で 風をあてながら石を切ったり削ったりで、あたりは石の粉だらけになり、今思えば多分 ポンカンの木にも良うはなかったと反省しとります。
この時の電源は実家から延長ケーブルでミカン畑の中を引っ張ってきて 使っとりました。

雨ざらし

エアー工具も使うもので、コンプレッサーはディーゼルエンジンものを用意 しました。雨ざらしだったので竹で組んだ枠にシートを掛けました。 磨きの作業は実家からバケツに水を汲んできて、それを掛けながらやりまして 一台分磨くのに何度も何度も水くみに行き、磨いている時間より水くみの時間が 長かったです。
非常に適当に思えますが、それでも石臼は完成出来る設備ではありました。


雑種地

もともと非農用地としてなんにも使っとらんやった土地があったので、 農業委員会に雑種地への地目変更を申請して工房用地としました。



プレハブ

プレハブ自体はリースしたもので、8坪と中には洗い場のシンクがあります。 同時に電気と水道の工事も入りました。
何年も何も無かった土地に突然プレハブを置いたもんですけんが、前の道を 通る車がジロジロ見て行きます。 知り合いは車を止めて「なんば始めるとや?」と来ますので、一応石臼の説明を するとですが、ほとんど半信半疑で「そりゃあ、無理ばい」とアドバイスをくれます。

プレハブの中には6人掛けの上等なテーブル

プレハブの中には6人掛けの上等なテーブルを置きまして、コーヒーも出せる ようにカセットボンベのコンロと器具を一式用意しました。
当時はこの店舗にお客さんが来て、コーヒー臼の説明をする段取りを想定して いましたので、汚かったプレハブの床にはB級品の床板を自分で貼りました。
最終的にはこの時の床板が工房の外壁に化けるとですが、、、、、、。

単管とブルーシート

自前の電気と水道が入ったのでプレハブの横に作業場を移転しました。
移転はしましたが単管とブルーシートはそのままで、やはり雨が降ると濡れます。
台風の時はさらに大変で風で飛ばされないようにブルーシートは剥して 工具は全部プレハブの中に非難させとりました。

地べた作業

今回の作業場では、おおっぴらに石の削り粉を飛ばすわけにはいかんものですから 、地べたに座り扇風機も回さないようにしました。
常時このプレハブにおるものですから、この時点で知り合いが 入れ替わり立ち代りでやって来ては、作業を見ながら「感心」したり
「ダメだし」をしたりしてくれます。

この時期は、福岡のホテル物等いろいろなイベントに出張しまして













当時はまだ、石臼に興味のある人は直接工房まで来てくれるものと思っとり ましたから、工房のパンフレットや名詞を作って会場でせっせと配っとりました。
そんな状況でやっとりましたが、残念ながらお客さんはまったく来ません。 石屋の友達がたまにコーヒーを飲みに来るくらいで、せっかくのテーブルまで 用意したとに何の意味もない。
あまりのヒマさに、「やっぱインターネットばい」と一念発起してホームページ の作り方を調べて懸命に勉強しました。 やっとの苦労でホームページが出来上がった段階で、来客用の設備は必要なかばい と決断してリースのプレハブを撤去しました。
その後、雨が降っても濡れない程度の工房を建てようと、使わなくなったので 譲ってくれると言う小屋を何軒か見て回ったりしたとですが予算的に合わん。
ならば自分で建てるしかないと行き着いたのが建設会社の資材倉庫。
型枠に使う「ばたかく」(柱)とコンパネ をただ同然で譲ってもらう事にして、建物の図面を書いたとですが、、、、 倒れない自信がない。
仕方がないので、その建設会社に古いプレハブもあったので、そのプレハブに もたれ掛かる格好で設計しプレハブと一式の材料を購入しました。
基礎のコンクリートの予算も無く、いきなり土の上に柱を立てる方法で 家内と学校が休みで帰省していた次男の3人で骨組みと屋根まで1日でしあげました。 翌日、次男と壁(プレハブに敷いていた床材)を貼り完成。

屋根のある作業場

























その後、若干の経費は出来たので土のままだった床にモルタルを打ちました。 もちろん、砂は貰って来て、セメントはホームセンターで買い自分でやりました。 ついでに、全面コンクリートなのもいまいちなので3分の1は一段上げて 杉板を貼り「休憩所」にしました。

その後





































かくして

かくして、実家のポンカン畑の中から始まった「石工房吉田」はようやく 風雨に関係なく作業が出来るようになり、合間にはコーヒーも飲める格好に なりました。
以前はパンフレットも名詞もありましたが、配る相手がおらんものですから やめました。ついでに訊ねて来る人もおらんですから看板もありません。
提供する1杯200円のコーヒーは非常に評判は良かったとですが、石臼の販売 までには発展しないものですから、物産展にもイベントにもまったく参加 しなくなりました。
宣伝のために地元天草の物産品の選考会に出品したとですが落選したもので商工会や行政 との付き合いもありません。
ならばと、車で往復4時間掛け入選すると県伝統工芸館で展示販売してもらえる地元新聞社主催 の工芸展にも出品したとですが、、、、結果はまさかの「選外」 (8割方は入選で、石の製品は初だったそうですが)となり「引き取りに来て下さい」とのハガキで、熊本県内に 名前を売ろうとした計画は頓挫。
結果として、地元の天草や熊本県ではまったくの無名状態であります。

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